歪みは初心者の味方、クリーントーンは初心者の敵

ギターの音色はじつに多彩です。特にエレキギターは、ギター自体だけでなくアンプ、エフェクターによってもかなり音色が違ってきます。ロック系のようにガンガンに歪ませている音もあれば、POP系やバラードにマッチするクリーンな音もあります。

どのようなジャンルの音楽をやりたいかによって音のつくり方はかなり変わってきますが、エレキギターを主に弾かれる人であれば、クリーントーンより歪みのある音の方が初心者には楽だと思います。ギターの演奏に自信がない時期は、歪んだギターサウンドの曲をピックアップして練習するのが良いでしょう。

クリーントーンとは、生音に近い音になります。簡単にいえば、ギターの音量をそのまま大きくする感じです。バラードなどの落ち着いた曲にマッチする音色ですが、一音一音がハッキリ聞こえます。少しフレーズを間違えた場合でもかなり目立ってしまいます。リバーブやエコーなどのエフェクト効果を入れて弾いた場合もさほど大きく変わりません。クリーントーンは弾き手側の力量によってかなり左右される音色です。

一方、歪んだ音は、弾き手側が未熟でもそれなりに聞こえるものです。オーバードライブサウンド、ディストーションサウンド、なんて言われ方もします。この歪んだ音は、アンプのゲインメーターなどを上げれば簡単に作ることができます。また、市販のエフェクターで歪んだ音を作ることもできます。歪み用のメモリのないアンプなどを使われている方であれば、エフェクターを利用しましょう。

歪んだ音の中でも、ディストーションサウンドと言われる歪むの強い音色であれば、サスティンもかなりありますので、軽く弾くだけで音がかなり伸びてくれます。音の粒も自然と一律になりますので、微妙な力加減で音色が変わってしまうこともありません。コードなどを弾いた時も全ての音がクリーントーンのように聞こえてしまうことはありません。まさに、ギター初心者にはもってこいの音色です。

バンドなどで練習曲を選ぶ際は、初心者のうちは歪んだギターサウンドの曲を優先して選ぶようにしましょう。誤魔化しながらでも雰囲気が作りやすいので、挫折することはないでしょう。

また、歪んだ楽曲を敢えてクリーントーンだけを使って練習する方法もあります。これ、じつはかなり難しいです!今まで普通に弾けてた曲が、クリーントーンになった瞬間に全く弾けなくなるという人も沢山います。初心者には難易度が格段に上がるのでオススメ出来ない練習方ではありますが、ステップアップを目指すのであれば、歪み系の曲をクリーントーンで練習することはかなり効果的です。